[2016.04.26] 【戦評】オーバータイムを制すことができず悔しい1敗
■第1Q 20-15
アウェイの福島が先制点をあげるも、群馬がオフェンスリバウンドを奪って加点する。守備でもボールマンにプレッシャーをかけ、ルーズボールを奪う群馬が小淵の3Pなどもあり11-6とリードを広げる。福島はナッシュの個人技で打開を図ると外角からも狙って反撃。5点差で第1Qを終える。
■第2Q 35-34(15-19)
序盤はミスが出る両チーム。群馬はケネディの外角が決まるもお互い流れをつかめない。タイムアウトを取り合い体勢を整える。群馬は菅原のファウルがかさみ中盤にベンチに下がる一方、福島は代わって入った菅野が3Pを決めるなどベンチワークで福島に流れが傾くと終盤にはナッシュが決めきれないところをメリエックスがフォローして1点差。
■第3Q 57-56(22-22)
開始から立て続けにケネディが3連続で決まるなど試合を決めにかかる。福島はたまらずタイムアウト。ゴール下でトリースが奮闘すると、守備でも見せて流れを引き寄せる。さらに外から友利が連続で決めてついに逆転に成功。このまま福島が一気に行くかと思われたが、ケネディが立ちはだかり第4Qへ。
■第4Q 71-71(14-15)
開始から主導権争い。福島はゴール下で優位に立ってリバウンドから攻めていく中、群馬は根東が攻撃にリズムを作っていく。お互い譲らず、積極的な守備でボールを奪うなど緊迫した展開。福島の最後の攻撃も防いだ群馬がオーバータイム。
■OT1 82-79(11-8)
狩俣の好守からナッシュのバスケットカウントと福島が先制すると続けて決めるなど大きなアドバンテージを得る。群馬は7点差となりタイムアウト。エースのケネディにボールを集めると、1分20秒に3Pを決めて同点。福島はフリースローを決めきれず、逆転のチャンスも決めきれないままタイムアップ。
■観客数:1528人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
〈群馬クレインサンダーズ根間HC〉
お互い立ち上がりは、構えるような激しい戦いではなかったが、チームとしてナッシュ選手をどう止めるかというところだった。抑えるべくところを抑え、本当に選手達が頑張ってくれた。シャッフルオフェンスもスカウティングされている中で、選手達のひらめきから生まれたプレーが良かったと思う。最後は会場にいた皆さんのたくさんの声援に後押しされ勝てたと思うので、ブースターの方々に感謝したい。
〈福島ファイヤーボンズ藤田HC〉
明日はしっかりチーム一丸となり、レフリーと戦わずに、自分達の試合を40分間集中していきたいと思う。bjリーグレギュラーシーズン最後の試合なので、チームとしていい形で、次のプレイオフに繋がるよう準備したい。