[2025.01.31] B.PREMIERへ向けた所信表明 (記者会見実施報告)
本日、1月31日(金)に郡山市内にて「B.PREMIERへ向けた所信表明 」についての記者会見を実施いたしましたのでご報告いたします。
福島スポーツエンタテインメント(株)代表取締役社長 西田 創よりご挨拶
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まずは、今シーズンのチームの戦績につきましてお話をさせていただきます。
現状東地区最下位に沈んでおり、経営体制が変わって5期目となりますが、その中でも最も苦しいシーズン前半戦となっております。
クラブの代表として、株主様、パートナー企業の皆様、ブースターの皆様、地域の皆様のご期待に沿えておらず、ご心配をおかけしている現状をお詫び申し上げます。
そしてこんな状況の中でも毎試合、会場に足を運んで応援いただいている皆様に心より御礼を申し上げます。
今シーズンは複数の怪我に苦しんでいる状況ではありますが、プロである以上、怪我が起きても勝利を掴まなくてはなりません。
選手たちの顔ぶれを見れば戦えないチームではありません。後半戦に入り、怪我人も戻って西地区首位の福岡からも勝利をあげることができました。
シーズン後半で必ず挽回していけるようにクラブ一丸となって戦ってまいります。
B.PREMIER参入に向けて
我々が目指す「誇れる福島」「福島のシンボル」になるためには日本の最高峰リーグへ参入する必要があります。地域活性化観点から、スポーツを軸に街が盛り上がり、地域を選ぶ理由になると考え、福島ファイヤーボンズは2025-26シーズンからB.PREMIER参入に向けた挑戦をスタートいたします。来シーズンからの挑戦において最短スケジュールとなる2029-30シーズン参入を目指します。
B.PREMIER参入条件の一つであるアリーナの審査基準を充足するため、2025年4月にオープンの宝来屋 ボンズアリーナは、改修後5,000人(これまでは3,250人)の最大収容人数となります。30試合あるホームゲームで平均4,000人以上のにぎわいが作れれば、年間数十億円の経済効果を生み出す可能性も考えられ、集客力の高いアウェーチームのファン来場が増えれば、より地域への経済効果は高まることが見込まれます。
そういった、経済波及や街の景色、街の一体感、日常会話にクラブ名が加わることがキーポイントとなり、最も重要なのが『シビックプライド』です。少子高齢化、人口減少、地方の衰退は待ったなしの状態です。30年後には744の自治体(全国1,729自治体のうち)が消滅可能性都市であるというニュースもあります。人が離れ、需要が減り、担い手を失い、マーケットが縮小、企業も縮小するという状況を作ってはなりません。シビックプライドを感じ、福島を選ぶ意味にならなければならないと思っています。
地域の永続のために、ボンズが必要だと証明していきたいのです。
スローガン:ゴー!プレミア!
福島ファイヤーボンズは、2029−30シーズンでの参入を表明し、来シーズンから審査基準をクリアするための挑戦をはじめます。B.PREMIERに参入していくことの決意をビジュアルで表現しました。
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B.PREMIER参入条件
来シーズン・再来シーズンにて下記条件を満たした場合、2029-30シーズンからB.PREMIERへの参入が可能となります。2025-26シーズン目標
売上:12億 / 入場者数:平均4,000名
2026-27シーズン目標
売上:9億 / 入場者数:平均3,000名
2023-24シーズン実績
売上:8.1億 / 入場者数:平均2,140名
※直近実績の昨シーズンと来シーズンの目標を比較すると、売上で+3.9億(148%)・平均入場者数で+1,860名(187%)の伸長が必要
クラブのミッション・ビジョンと活動実績
クラブのミッション(果たすべき使命)・ならびにビジョン(中長期に目指す目標)に基づき、チーム・フロントが一体となった活動を続けることで、B.PREMIER参入を目指してまいります。ミッション・ビジョン
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パートナー企業数
直近4年で約4倍のパートナー企業数に増加。現在Bリーグ全体でも企業数としてはトップクラスとなり、県内を中心とした数多くの企業様にご支援いただいております。2020-21シーズン 178社
2021-22シーズン 257社
2022-23シーズン 416社
2023-24シーズン 711社
入場者数
コロナ禍以降、シーズン毎に着実に入場者数は増加。昨シーズンはクラブ最多の平均2,140名にご来場いただきました。シーズン毎に着実に動員数を伸ばしております。
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地域活動実績
地域活性や夢や希望を伝えるといったプロスポーツクラブとしての役割を果たすべく、試合や練習以外で地域に足を運び、地域住民の皆さんや子どもたちとの交流を図りました。昨シーズンは国内プロスポーツクラブではトップクラスとなる565回(1日に1.5回以上)の活動数に。
このようにこれまで取り組んできたクラブの活動は、全て「誇れる福島をつくりたい」という思いで、ボンズが地域のシンボルになるべく動いてきたことです。
これらの活動は今後もさらに続けながら、福島のシンボルのひとつと認めていただくための、大きなピースとして、トップカテゴリ、つまり、B.PREMIERへの参入が必要であると考えます。
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栗原 貴宏ヘッドコーチ コメント
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私は郡山市出身でこの街で育ちました。
子どもの頃にプロチームはありませんでしたし、開成山公園に来て遊ぶことも中々ありませんでした。
今は公園が整備されて地域の憩いの場になっている中で、宝来屋ボンズアリーナができることで、クラブがより市民の皆様の一部になる機会が訪れたということがとても嬉しく思います。
川崎や栃木に在籍していた頃は、休みになると地元チームを応援するために地域住民がクラブカラーで街を染める景色を見てきたので、それが郡山でも実現していくことが今からとても楽しみです。
また福島の地で育った子どもたちがボンズの選手になり、そして日本代表選手にも羽ばたいていくようなストーリーが生まれれば、市民・県民の皆様の明るいニュースになると思います。
私は今、現場でチームを勝たせること、そこだけを考えて戦っています。
一丸となって福島県・郡山市を盛り上げていきたいと思いますので、引き続き応炎をよろしくお願いいたします。
林 翔太郎キャプテン コメント
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新しく宝来屋ボンズアリーナができるタイミングで、福島ファイヤーボンズを背負ってプレーできることはとても幸せなことです。
ただB.PREMIERを目指すには今を懸命に戦い、結果を示すことが第一条件だと思います。
平均観客数4,000人は達成することは決して簡単なことではありません。
僕たちが一つでも多く勝利して、今以上に応炎していただけるようなチームに成長する必要があります。どんなに苦しい状況でも共に戦ってくださるブースターの皆さんのためにも、全力で戦っていきたいと思います。
これからも熱い応炎をよろしくお願いいたします。
県民・市民の皆様へのお願い
ファイヤーボンズが郡山市、こおりやま広域圏、ひいては福島県、この地域永続のためのシンボルになり、地域の皆様を巻き込みながら盛り上げていきます。そのためには、とにかく4,000名の入場者数が必要です。
同じ東北でも周辺の地方自治体でもクリアしているクラブがあります。
他の県にできて福島でできないわけはありません。
クラブとして結果にコミットして走ってまいります。
市民・県民の皆様には1人でも多くの方に会場に足をお運びいただき、満員の熱狂空間をつくることで、ボンズを応援して地域を盛り上げるというムーブメントをともに作っていただけたら幸いです。
引き続き応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。